第5章 Don't you get it!
「寝室2つあるけどどっち使う?」
松潤に聞かれて部屋を見に行った。
片方はベッドが2つ置いてある部屋でもうひとつは畳の部屋だった。
畳の部屋だったら4人一緒に寝られるけど別の方がいいんだよね?
「どっちでもいいよ?ふたりで来るつもりだったんだからふたりが選んでよ」
「ん~、じゃあベッドの方使わせて貰う」
松潤がちょっと悩んで決めた。
「翔さん、この部屋露天風呂付きなんですよ?」
「えっ?そうなの?嬉しい~!」
「こっち来てください」
ニノに連れられて風呂場に来た。
脱衣場を抜け扉を開けると目の前に海が見えた。
「凄っ‼」
それ以上言葉が出なかった。
後から来た松潤が
「海が見える内に入ったら?」
「うん!そうする!」
部屋に戻ってお風呂に入る準備をする。
時間早いからまだ浴衣はいいかぁ。
さぁ、行こうと立ち上がったけどニノと松潤が動かない。
「ふたりは入らないの?」
「私たちは後からでいいです」
「え~!みんなで入った方が楽しいじゃん?」
「ダ~メ~!カズの裸は誰にも見せられません!」
松潤がニノを後から抱きしめた。
「と言うことなので、ごめんね?翔さん」
「ライブの後一緒に入ったじゃん!」
「前はだろ?今は駄目!」
「へぇ?松潤ヤキモチ妬きなんだな?」
智くんがからかうように言った。
「リーダーもその内わかるよ?
なんなら今から俺だけ一緒に入ろうか?」
松潤が挑むような目で智くんを見る。
「…ふ~、悪かった…」
智くんが大きく息を吐いて謝った。
「分かればいいよ」
松潤はニヤニヤしてる。
「翔くん行こう」
智くんに手を引かれお風呂に向かった。