第5章 Don't you get it!
<翔サイド>
メンバーとのプライベート旅行にわくわくして夕べなかなか寝つけなかった。
もうすぐマンションに着くとLINEが入り、外に出て待っていると1台の車が目の前で停まった。
松潤が車から降りてきた。
「おはよう、翔くん」
「おはよう」
俺が持っていた荷物を受けとりトランクへ入れた。
「おはよ~翔くん」
後ろのドアが開いて智くんが顔を出した。
「おはよう」
助手席に座るニノが振り向いて挨拶する。
「おはようございます」
「おはよう、今日はよろしくね」
「こちらこそ、さぁ乗ってください」
「お邪魔しま~す」
後部座席に乗り込んだ。
「なんか不思議な感じ~
メンバーの運転する車で出掛けるって」
「俺も思った
それにこのメンバーでプライベートで出掛けるのって初めてじゃね?」
「そうだね~、俺夕べわくわくしちゃった」
「翔さん、可愛い~!」
「だって、急に決まったし、プライベートで温泉なんて久しぶりなんだもん」
「よかったです、喜んで貰えて」
ニノが振り向いて微笑んだ。
「ニノ、誘ってくれてありがと」
「どういたしまして」
「松潤、疲れたら運転代わるからね」
「大丈夫だよ、途中休憩入れるから
今日は翔くんはゆっくり休んでよ」
「なんだか悪いなぁ」
「俺も運転しないしいいんじゃん」
「智くんは元々出来ないでしょ、ふふっ」