• テキストサイズ

《マギ×BLEACH》人魚の悲劇

第2章 登場と同情


──バリバリッ!!



─ドスン…



「まったく、来たばっかりで力を使うと加減がわからないのに…私を襲おうとするから、そうなるんだよ」


まぁ、聞こえてないだろうけど…
後ろに気配を感じて、振り返る。


『あんたッスか?』

「今度は、随分と強そうなお兄さんだこと…」

『もう一度聞きます。あれをやったのは、あんたッスか?』

「そうだけど…何?」


そう言うと、いきなり正面から捕まりそうになった。


「危なッ!!いきなり、何するのさ!!か弱い乙女に向かって!!」

『今のを避けた時点で、か弱くはないッスよ』

「失礼なッ!!」



『マスルール、待て』



その声の方に、顔を向けると数人の男女がいた。
さっきの声は、いかにも偉そうな紫色の髪の毛の男のようだ。


『マスルール。貴方のスピードで捕らえられませんか?』

『速いッス』

『マスルールが敵わないんじゃ、俺らじゃ無理ですって…』

『シャルは、やる気がないんでしょ?』

『所詮は、剣術バカね』

『何だと!?』

『何よ!?』


何なんだ…さっきから…
いきなり襲ってきたり、喧嘩したり…


「あのさ…ここって、ドコ?」



一同『…………』



「私も、さっきここに着いたばかりで…なにが何だかんだ、わからないんだけど…」
/ 75ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp