第4章 疑問と不安
【王様ぁぁぁ!?こいつがぁ!?】
「失礼よ………ぷッ」
シン『お前も、失礼だぁぁぁ!!』
だって、今のところ尊敬できるところがないんだもの(笑)
ジャ『シン。とりあえず、落ち着いて下さい』
「そうそう。ジャーファルさんの言う通りだよ(笑)」
シン『お前ら…』
───
【紫水。ここは、どこだ?】
シン『ここは、シンドリア王国』
【私は、主に聞いたのだ】
「まぁまぁ…仲良くね」
この子は、本当に人見知りが激しい…
「この子は、紫(むらさき)。私の斬魄刀です」
【……】
シン『感じが悪いぞ』
【お前、香の匂いがキツいぞ】
シン『なんだと!?』
【何だよ!?】
「二人とも、うるさいよ」
はぁ…説明もできない。
とりあえず、紫と王さまは放っておいて…
他の皆に説明をした。
ジャ『では、紫はこの世界のジンのようなものなんですね』
「そんな感じです」
ヤム『凄いわ!!後で、研究させて!?』
「それはちょっと…(汗)」
ピス『ところで、紫って…性別は?』
「……女の…はず…」
ピス『そ……そうなんだ(汗)』
そりゃそうだよね。王さまと、あんな風に口喧嘩してたら性別疑いたくなるよ。
【そう言えば、阿近に聞いたか?】
「…へ?…何を?」
【お前のピアスに、最新の伝令神機を仕込んどいたって…】
「もっと早く言え!!」
ピアスを触ると、呼び出し音が鳴った。