第4章 .下剋上
「ん、確かにこれは……うまい」
「お気に召したようでよかったっス」
アタシ達がやって来たのはお好み焼き屋さん
笠松さんは女子が苦手なようで、アタシは今黄瀬の隣に座っている。(会場にいた時は普通に隣に座ってしまった…ごめんなさい笠松さん)
「お」
「ん?」
「黄瀬と笠松!!」
「呼び捨てかオイ!!」
「ういーっス」
笠松さんと黄瀬は知り合いにあったようで、アタシも入口に目を向けてみる。
(!!……火神…だけじゃなく誠凛メンバー!)
誠凛メンバーが居るというコトは、黒子もいるというコト。気づかれる前に前を向き直した
(なんだこの状況……)
誠凛は全員で11人
席が足りないらしく、何故だか火神と黒子が同じ席に座ることに。
「なんで相席なんスか…そして火神っち、なんでドロドロだったんスか?」
(だよねアタシも思った!!!)
「溢れたんだよ…ドロはほっとけよ
あと火神"っち"ってつけんな!」
「食わねえと焦げんぞ」
「ああ、ハイ」
「すいませーん、おっちゃん、2人〜空いて、?」
その瞬間周りが静かになった。
まさかと思って振り向くと、秀徳レギュラー1年2人がいた。
メガネサンが10番の人(緑間じゃない方)に何でここに来たのかと聞くと、緑間が泣いていてはぐれたらしい。
(緑間……泣くのか意外)
緑間は店を変えようとしたが、外は嵐のような天気だったらしく、秒で帰ってきた。
そして近づいてきた10番に笠松さんが連れて行かれた。
「あ、ならアタシも……」
「あんた元帝光中の紺野ひかりでしょ?
真ちゃんに会うの久しぶりでしょ、昔の仲間でちょっと話しなよ」
(なんで知ってんだコイツ……!!)
ということで緑間も相席し食事が再開された。
(……カエリタイ)