第4章 .下剋上
「どうですか笠松さん、この試合一緒に観ませんか?」
「いいっスね!センパイっ、一緒に観ましょうよ!」
「アンタには言ってないんだけど…」
「ひどいっス!」
そんなこんなでアタシ達は一緒に試合を見ることになったワケだが
「はぁ ホントツイてない
絶対今日のおは朝最下位だ…黄瀬に会うなんて」
「ええ!そこまでっスか!?
さすがに俺もへこむっスよ…
あ、でも今日はかに座が1位でみずがめ座が最下位だったっスよ」
「ああ、さっき言ってたやつか」
「げ、アタシホントに最下位じゃん」
「え!?ひかりっち黒子っちと同じ星座なんスか!」
「あ〜言わなきゃよかった あ〜」
アタシのマル秘♡個人情報をヤツに知られてしまった…
一生の不覚。
「ってことは冬生まれっスね!何月生まれっスか?」
「それを知ってどうするつもりなんだこわい」
「そりゃあお祝いっスよ!それ以外に何があるんスか!!」
「……アタシの情報を売ってアフリカの大地に売り飛ばす気「そんなことしないっス!」なんだ安心した」
「っていうかひかりっちオレのコトなんだと思ってるんスか!」
「うるさイエロー」
「ドヤ顔!全然上手くないっスよ!」
「お前ら…仲良いんだな」
「良くないです」
「ひどいッス!オレ、ひかりっちとは黒子っちの次位に仲良かったつもりなんすよ!女子ではイチバン!!」
「黒子と比べてくる時点でもうウザイ」
「その通りだな」
「正論すぎて!!」