第3章 .身長高雄
第2Q
高雄をブロックするも届かず、点を決められてしまった火神大我は何故か「お父さん!」と言ってテンションをあげていた。意味がわからん。
(血が繋がっているようには見えないんだけど…)
それより一回りも年上の選手が高校生の大会に出られるわけないが。
(そう言えば中にいるプレイヤーもさっきからパパって言ってる…)
本当にどういうことだ。
アタシがくだらないことを考えている間に第2Qが終わっていた。
(あ、やば)
この調子ではわざわざ試合を見に来た意味が無くなると思い、ちゃんと見ることにした。
第3Q
誠凛リードのまま試合は続く。
(あれ、火神大我めっちゃ跳んでる)
第1Qとは比べ物にならない程の成長をみせる火神に感心した。
(なんだ誠凛、普通に強いじゃん
心配して損した。)
第4Q
誠凛は残り5分で黒子を投入
黒子が入ってからも依然リードしているのは誠凛のままで、最後に火神が高雄からボールを叩き落として試合は終わった。
結果は67-79で、誠凛が勝利を収めた。