第3章 .身長高雄
続いて2回戦
実善との試合。
118-51で危なげなく勝利。誠凛は3回戦へと駒を進めた。
3回戦
金賀との試合。
71-92でこれまた圧勝。
以外とIHも近い…?
順調すぎる誠凛の躍進に流石のアタシも驚いていた。
そして4回戦
対明常に対し、108-41で圧勝。
何故か相手側は腰が引けていた。
5回戦
相手は正邦。
たしか東京地区東か西(もしくは北)の王者だった。記憶は曖昧だが。
ディフェンスのスキルが高く、その動きに古武術とやらを織りこんでいるらしい。
(そういえばあの坊主、見たことあるな)
どこで見たかは全く思い出せない。まぁそれだけの実力なのだろう。
坊主は「ちょー弱い誠凛に1人凄い奴が入った」とか大声で叫んでて、アタシはバスケ部とは何の関係も無いが腹が立った。
(絶対勝ってよ誠凛……!)