第2章 仕事の後のXmas night。
手の動きはどんどんエスカレートし、とうとう下着の中へ。
ナカが濡れていないことに気づいた”手”はくるりと手を前に持ってきて、私の陰核に触れた。
いくら痴漢でも、敏感なところを触られたら濡れてきちゃうわけで…
”手”は、陰核を指でくりくりと押しつぶしたり、2指で挟んでみたりと私の身体をうまく高ぶらせる。
あと2駅、5分で着く。
そんな状況なのに、私は痴漢の”手”で乱されている。
下着はもうぐしょぐしょだ。
今日のためにとお揃いで買った下着。
淡いピンクの下着はきっと色を変え、色を濃くしているんだろう。
”手”もそれに気づいたのだろう。
前に回っていた手はまたお尻の方に戻る。
そして、指は入り口をくるくるとなぞったかと思ったらいきなりナカに侵入してきた。
突然のことに驚き、体がびくりと跳ねる。
「どうかした?梢?具合でも悪い?」
心配そうなリエーフくんの声。
声なんて出せないから首を横に振って意思表示をする。
ずぷずぷと指は奥まで侵入してくると、狙いを定めて私のイイところ…Gスポットを擦り出す。
うそ…
だめっ!
そう思うけれど出せない声。
エスカレートしていく指の動き。
だめ…イっちゃう…
そう思った瞬間、ナカを犯していた指が抜ける。
「次は〜○○〜次は〜○○〜」
最寄りの駅の名前が流れ、目の前の扉が開く。
「梢、降りるよ?」
リエーフくんに促され、私は転ばないように必死に足を動かし電車から降りた。