第10章 裏の顔
俊side
「にぃ……ちゃっあぁ!っんぐっ!」
「俊、声デカイ……」
兄ちゃんの大きな手で口を塞がれる。
いつも以上に激しく、気持ちいい。
その証拠にまた勃ってきた。
「ふんんっ!んっ」
「はぁっ……はぁっ……」
兄ちゃんも息が上がってる……
「俊……嘉神にどこ触られたの?ここ?」
ゆっくりと手を動かしお腹の方に回される。
「ど……どこも……あっ!」
「嘘……」
「嘘じゃ……んっ……でもキスされた……あぅっ!」
「はぁ?……あー!ムカつく!!」
「いったい!!兄ちゃん!!いたい!」
「我慢!もう終わるから!」
「やぁ!!んっ!」
痛い……何で……
「うぅ……もうやだ……兄ちゃん嫌い(泣)」
「え、ご、ごめん!!俊!!」
兄ちゃんが全力で土下座をする。
「俊に俺以外の奴が触れたって考えたら、イライラして……」
「……風呂入ってくる……」
「俊!まっ!」
僕は勢いよく扉を閉めて1階に向かった。
腰痛い……階段とか特に響く……