• テキストサイズ

僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第16章 おまけ2!


俊side

「へー、アレン君がね(笑)」

「そうなんだよね、人見知りがなおらなくて。」

「でもいいじゃん!可愛いとか言われるんでしょ?羨ましいよ!」

「そうかな……親に可愛いってどうなんだろ。親離れして欲しいんだけど。普通はあの歳だと夜遊びに行くようなもんじゃないのかな?」

「まぁ、陸はそうだったけど……てかアイツは俺をなんだと思ってんのか……昔は素直で可愛かったのに。」

「え、今でも可愛いじゃん。よく笑顔で挨拶してくれるよ?」

「それは俊くんだからだよ。俊くん、男にモテるタイプだし。アイツも俊くんの事気に入ってるみたいだよ。」

「それは困るけど。」

やっぱ陸君みたいな子が普通だと思うんだけど。
アレンはいわゆるマザコンだよね。

「でも、わかるよ。アレン君の気持ち。」

「え?」

「俊くんってさ、何か危なっかしいから。俺も一応気にしてるんだからね。俊くん見てると『守らなきゃ』って思うよ。あ!何かあったらすぐ連絡して!すぐ駆けつけるから!」

「あ……はは。確かに優君には何度か助けられたもんね。」

夜、買い物に行って帰ってきた時に家にそのまま押し入れられて襲われた事があった。
優君が気づいてくれたから助かったけど、もう少し遅かったら僕何されてたか。

優君は綺麗な顔してるけど、かなり強い。
何か元ヤンとか……
旦那さんも元ヤンで何度もアプローチされて今の状態に至るらしいんだけど。
優君は旦那さんより強いらしい。
負けたことないとか。
初めは驚いたけど、悪い人では無いから僕も仲良くしてる。

「さ、そろそろ家の事終わらせないと!お茶ありがとう、優君。」

「うん。話出来て良かったよ。今度一緒にご飯でも食べようか。家族で。」

「うん。是非。」

兄ちゃんも結婚して、子供が2人いて。
アレンも成長して、僕らは年取って……
これからどうなるか分からないけど、こうやって幸せに暮らせていけたらいいな……

今日もまた……

「ただいまー」

「おかえり!」

家にこの言葉が聞こえる。
この先も、ずっと。

~END~
/ 196ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp