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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第10章 裏の顔


俊side

僕はお湯に浸かりながら考え事をしていた。
僕は兄ちゃんとこのままの関係でいいのかな……
今更だけど、駄目な気がする。
実の兄弟であるのに恋人同士みたいな事して……

「んんー……ブクブク……」

この先どうしていけばいいのかな……
兄ちゃんだって何考えてるか分かんないし……
……離れたくない。
でも兄ちゃんに迷惑かけてしまうかもしれない……

「俊?まだ上がらないの?」

「もう上がるよ、母さん。」

「そう……あまり温もりすぎない方がいいわよ?」

「うん。」

僕はタオルを取り身体を拭く。
腰はまだ痛む。
寝るまでに治ればいいけど……

2階へ上がり、部屋に入る。

「!俊、おかえり。」

「……ねぇ兄ちゃん……」

「なに?」

「あのさ……僕達、この関係終わりにしよう。」

「……は?」
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