第1章 完璧な兄
俊side
「そう言えばさ、今日何食べたいか?」
「今日も母さんいないの?」
「うん。なんか作るからさ。買い物も行かねぇとな。」
「うーん……」
「何もないなら適当にいいか?」
「うん!ありがと!」
正直言って兄ちゃんの作る料理は美味しい!
だから何でもいいんだよね……
「俊、お前も来るか?」
「行く!」
兄ちゃんは笑顔を見せる。
この笑顔好きだなって思う。
なんか安心するっていうか心がグッて暖かくなる。
「俊?行くぞ?」
「あ、うん!」
僕と兄ちゃんは家を出てスーパーに向かった。