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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第1章 完璧な兄


結城side

今、弟とスーパーに来ている。
それにしても、夕飯は何にしようか。
俊が好きなオムライスとか?
うーん……
よし、それにしよう。
それに俺の大好きな俊の笑顔も見たいしな!

「兄ちゃん!」

「何だ?」

「アイス……買って?」

「……アイス?」

「お願い!兄ちゃん!だめ?」

うっ……その上目遣い止めてくれ……可愛すぎるだろ……

「お、おう……好きなの買ってこいよ。」

「やった!」

俊は走ってアイスコーナーに向かう。
あぁ……なんであんな可愛いんだ!
幸せすぎる。

俺は夕食の食材を買いに向かう。

しばらくすると、俊が籠にアイスを入れに来た。

「?おい、俊……お前いくつ食べる気だ?」

「っ!違うよ!これは兄ちゃんの分!」

「っ!ありがとな……」

もう死んでもいいや……

「兄ちゃん。雨降ってきた。」

「あー……大丈夫だよ、傘持ってきたし。」

「僕持ってきてない。」

「俺が持ってきてるから一緒に入ればいいだろ?」

「うん……でも兄ちゃん濡れちゃう……」

「いいんだよ、俺は。」

俺の心配してくれるとか……天使か、この弟!
一生愛してやるからな俊!
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