第6章 我慢……
俊side
目が覚めたのは夜中の1時。
まだこんな時間か……
どうしよ寝れない。
ふと横を見ると和也さんが眠っていた。
ずっと見ていると兄ちゃんに見えてくる。
鼓動が速くなる。
違う……兄ちゃんじゃない……あの人は和也さん。
そう必死に言い聞かせるけど、気がつくと和也さんの布団の中に入って馬乗りになっていた。
なんだろ……体があつい……
我慢しないといけないのに……
「ごめんなさい……」
和也さんの胸元に手を置き顔を近づける。
そして、唇にキスをした。
暖かくて、気持ちいい。
「っ!?俊くん!?////」
「っ!////」
和也さんが目を覚ました。
どうしよ……でも……我慢できない……
「頼っていいんですよね?お願いします……我慢出来なくて……」
和也さんは驚いた表情をしていた。