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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第5章 悪いのは……


俊side

和也さんは明日休みだからと今日は家に泊まる事になった。
正直嬉しい。
1人じゃ寂しいから。
誰かいてくれるだけで安心できる。

「お風呂、先にいいですよ?」

「お、ありがとな!じゃ、お言葉に甘えて!」

和也さんは着替えを持って浴室に向かった。
和也さんはモテる方じゃないかな?
だって、優しいし、顔だっていい方だと思う。
和也さんの笑顔で思わずドキってしてしまう。
ダメダメ!
僕には兄ちゃんがいるんだもん!
世界一カッコイイ兄ちゃんがいる!
うん!
和也さんにはそんな感情いっさい持ちません!

和也さんがお風呂に入って10分が経った。
なーんか忘れてるんだよな……なんだろ……
うーん……

「あ!タオル!」

和也さんにタオルを渡すのを忘れてた!
僕は慌ててタオルを浴室まで持って行った。

ガラっ!

「和也さん!これ……っ!!」

ドスンっ!

あれ?何が起きた?
なんで和也さんの顔がこんなに近くに……
しかも床に倒れてる……

「っ!ごめん!俊くん!」

わかった……
タイミングよく和也さんも出てきたんだ。
で、つまいづいて……
床ドン……

「……和也さん////」

「俊くん?……あ!ごめん!」

「い、いえ!////」

男の人の裸見てドキドキするとか……おかしいから!

「タ、タオル置いときますね!////」

「おお!ありがと!」

僕は急いで部屋に戻った。
うわ……見ちゃった……
裸見ちゃったよ!

思い出して顔が熱くなっちゃう……

けど、筋肉凄かった……
兄ちゃんに負けないくらいの筋肉……
同じ陸上部なのかな?
うぅ……だめだぁ……
兄ちゃん、なんでこんな事したのぉぉ!
僕耐えれるか分かんないよー!
いやいやいや!
僕には兄ちゃんがいるんだから!
ダメだよ!




その頃ーー

「ハックション!はぁぁ……誰か噂してんのかな……は!もしかして俊が寂しがってんのかな?!だったらいいなぁー!(´∀`*)」
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