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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第5章 悪いのは……


和也side

結城の家に来ると俊くんが出てくれた。
まぁ色々あって何とか中に入れたけど……

「本当にごめんなさいぃぃぃ!」

俺なんか小学校6年生に土下座されてます。

「いいから!顔上げろって!」

そう言えば俊くんって寒がりなのか?
今日は暑い方だっていうのに長袖を着ている。

俊くんは立ち上がり俺の方を見直す。

「その、兄ちゃんの友達とは知らず……」

「え?結城から聞いたことねぇの?」

「はい……それから……あのー」

「?……あぁ!俺は和也!」

「和也さん?今日は何か?」

本当に何も聞いてねぇんだな……
てか、俺のこと言ってねぇとかありえねぇから!
1年以上の付き合いだって言うのによ……

「結城に頼まれてな。」

俺は俊くんに結城との約束を話した。

「え……そんな申し訳ないですよ。大丈夫なのに……」

「可愛い弟が放っておけねぇんだろうな(笑)」

「え……」

「あ、それから!俊くんと結城との色々な関係知ってるからさ!気にしないでいいよ!」

「いや、気にしますよぉ!もう絶対に口聞かない!」

俊くんの反応を見て本当に仲が良いんだなって思った。

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