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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第5章 悪いのは……


俊side

学校が終わり、僕はいつも通り歩いて帰っていた。

「俊♪」

友達から後ろから飛びつかれた。

「わぁ!」

「一緒帰ろうぜ!」

「うん!」

僕はその子と一緒に帰っていた。

「そう言えば、お前最近女子からモテてねーか?(笑)」

「はぁ!?そんなこと無いよ!?絶対ない!」

「けど、女子の中じゃ人気だぜ!」

「うぅ……それ絶対兄ちゃんが凄いからでしょ?」

絶対そうだ。
兄ちゃん、ここら辺じゃ超有名だし……

ずっと歩いて行くと兄ちゃんが働いている喫茶店が見えた。
そう言えば今日はバイトの日……
いるかな……

「俊?何してんだ?」

「え?あ、ごめん!つい(笑)」

友達は僕からかなり離れていた。
僕は走って追い付こうとした。
けど、友達が急に青ざめた顔をして叫んだ。

「俊!!後ろ!!」

「え……」

後ろを向くとすぐそこまでトラックが迫ってきていた。
もうだめだ……死を覚悟した。
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