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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第5章 悪いのは……


結城side

「結城、今日は部活どうするんだ?」

「休む。バイトだし。」

「頑張るなー。勉強いつしてんだよ。」

「してねぇよ。俊に好きなものを買ってあげるために金貯めるんだ♪」

「あーはいはい。」

軽く受け流された。

「あ!お前、俺の弟舐めんなよ!本当に可愛いんだぞ!?」

それでも疑った目をしていた。
俺は仕方なく携帯を取り出し、俊の画像を見せた。

「ほら、よく見ろよ!」

「は?!これ弟!?妹の間違いじゃねぇの?」

「ちげぇよ!まぁ、確かに女の子にも見えるけどよ……とにかく俊は女の子よりも可愛い!」

「お前、今世界の女子敵にまわしたぞ。」

そんな事を言われたけど、俺には俊がいるからいい。
俊さえいれば何もいらねぇ。

「まぁ、確かに可愛いな、俊くん。」

「お前取るなよ?」

「取らねぇよ!それに、お前本当に怒ると殺しそうだしな。」

「うん、殺す。」

「それ言うの俺の前だけにしろよ(汗)」
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