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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第4章 僕だって


結城side

「兄ちゃん?朝だよ。」

「え?……っ!遅刻!」

「まだ、7時だから大丈夫だよ。」

「あ……ごめん、すぐ朝食つくるから。」

「母さんが作ってるから。」

そうだった。昨夜母さん帰ってきたんだ。

「僕さ、早めに学校に行って勉強しようかなって思ってるから。」

「そっか。」

よかった。
今日は調子が良いみたいだ。
俺は俊を抱きしめた。

「どうしたの?」

「頑張ってこいよ!」

「……うん、僕だって兄ちゃんの弟だもん!」

「おう!」

俊はいつも通りに戻り、元気に出ていった。
今日は早く帰ってきて俊に会いてぇな!
テストの結果も聞いて……
あ!今日バイトだった……
うー……また、俊に会うのが遅くなっちまう……
はぁ……行きたくねぇ……
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