第3章 嫉妬
俊side
家に帰りついたのは5時ちょうど。
よし!やるか!
僕は机に向かい、まず、社会の教科書を開いた。
暗記はどっちかって言うと得意な方だから2時間もかからずに覚えれた。
問題は算数……
どうしよ……全くわかんない……
今やってる所は分数……
どうしよ……考えてると眠くなってきた……
今、7時……
少し寝よう……
僕はベッドに向かい横になった。
次に目が覚めたのは8時……
同時に兄ちゃんが帰ってくるのが聞こえた。
「ただいまー」
ぼくは急いで1階に降り、兄ちゃんを出迎える。
「お、おかえり!」
「俊……お前寝てただろ?」
「え、なんで分かったの?」
「髪、ボサボサ……」
「あ……」
兄ちゃんは笑いながら家に上がった。
僕はリビングに向かおうと後ろを向いた。
その時、兄ちゃんに後ろから抱きしめられた。
何かあったのかな?