第16章 おまけ2!
俊side
ふぅ、サッパリした……
「和也さん、次入ってー。」
「ほーい。」
僕はアレンを抱き2階へ上がる。
ん?
着せ方が上手いな……
和也さんが?
いや……たぶん……
「和也さん……これ母さんが着せたでしょ?」
「ま、まぁ……分かんなかったから……」
「もう……人任せにしてるから……上がったら2階へ来て。」
今日は僕と兄ちゃんの部屋に布団を敷いて寝ることになった。
兄ちゃんと母さんは1階のリビングに布団を敷くらしい。
「アレン、ちょっと待っててね。布団敷くから。」
「あう。」
いつもこんな感じで返事してくれる。
可愛い。
アレンを兄ちゃんのベッドに寝かせ布団を準備する。
「アレン、もういいよ。先に寝てよっか。」
「あう!」
僕達は和也さんが帰ってくるのを布団の中で暖まって待った。
あまりの暖かさに寝てしまっていた。