第16章 おまけ2!
結城side
「兄ちゃん?!////」
うっわぁ……やべぇな……
「結城!?てめぇ!鼻血たらしてんじゃねぇ!!」
和也が俊を隠しながら俺に怒鳴りつける。
鼻血?
あ、ホントだ……
「ご、ごめん……////」
「ぼ、僕は大丈夫だよ!兄弟だし!////」
俊がアレンの体を丁寧に拭きながら俺を慰める。
「それに、ほら、昔あんな事したから////」
あー……やったな。
懐かしい……
「だから気にしない!和也さんもほら早くアレンに服着せて!////」
「お前、由衣がいながら人の嫁に興奮とか……最低だな。」
「いや、別に興奮するくらいいいだろ。手出してるわけじゃねぇし。」
「うっわ……アレンはあんな奴になっちゃ駄目だぞー。」
「いいからさっさと服着せて!風邪ひいちゃうってば!兄ちゃんもさ……いつまでいんの?////」
「あ……」
俺と和也はアレンと一緒に浴室から出された。
にしても……ほんと大人になったな……
あんなに小さくて可愛いかったのに……
いや、今でも可愛い。
俺らはアレンの服の着せ方が分からず、母さんに任せた。
いつもは俊がアレンを見ているらしい。
だからコイツ何も分かんねぇのか。
「お前さ、俊にばっかさせんなよ。仮にも旦那だろ?」
「俺も『手伝おっか?』って声掛けんだけど、『いい。』って返されるんだよ。」
「うん、そこは『手伝おっか?』じゃなくて『俺がやるから休んでて』の方がいいと思う。俺的には。」
「そ、そんな言い方……ちょっときつくねぇか?」
「いやいや、普通だよ。むしろそっちの方が惚れ直されるんじゃねえの?あ、ただし、笑顔な。じゃねぇと怒って聞こえる。」
「な、なるほど……イケメンの言うことはやっぱ違いますな。」
「そこイケメン関係あるか?」