第16章 おまけ2!
結城side
「しかし……甥っ子か……」
「?なんだよ……」
「いやー……まさか甥っ子が出来るとは……」
「不満か?」
和也が睨んでくる。
「そんなんじゃねぇよ。正直、すっげぇ嬉しいよ。可愛いし!」
「そ、そうか……ならいいけどよ……」
アレンを見た時、驚いたけど嬉しかった。
何より俊が幸せそうだった。
昔からあの顔が好きだった。
あの笑顔を作るのは俺しかいないと思ってたんだけど……
今じゃそうじゃねぇって考えたら少し寂しいかな。
「和也さーん!アレンお願い!」
俊が浴室から叫ぶ。
「はいよー」
和也は飲んでいたビールの缶を置いて立ち上がった。
いや……飲みすぎだろ……
こいつ酒強いのか……
しばらくすると、アレンの泣き声が聞こえてきた。
何やってんだ?
様子を見ようと浴室に向かう。
「和也ー?」
扉を開けると……
「和也さん!もっとしっかり拭かないと!風邪ひいちゃ……っ!?」
俊が裸で和也に教えていた。
裸……
久しぶりに見たけど……さらにエロくなったな……