第16章 おまけ2!
和也side
「また何で由衣なんだ?今までそんなんじゃなかっただろ?」
「あー俺も不思議だよ。まぁ、気が合うからかな。」
結城は失恋者同士という事で由衣とさらに仲良くなったらしい。
自然と好きになってたとか。
「子供とか動物にも優しいし、何事にも一生懸命だし、俺の話聞いてくれるし……そういう所が好きなんだ。」
「告白はどっちなんだ?」
「俺だよ。」
「まじ!?え、どんな風に!?」
結城が告白!?
これは貴重な話だ!
俺は興味深々で尋ねた。
「……なんで言わなきゃなんねぇんだよ。」
「気になるから。いいだろ?親友なんだし。」
「はぁ……『お前の事が好きだ。俺と付き合ってくれないか?』……もうなんだよ!?////」
俺は照れながら言う結城がおかしく笑いが止まらなかった。
「何楽しそうに話してんの?」
俊君がこっちにやって来た。
「聞いてくれよ!こいつさ……むぐ!」
「和也!?////」
結城が俺の口を塞いだ。
「もー何?」
「何でもねぇよ////」
俊君が少し怒ってる。
後でこっそり教えておこう。
多分このまま口聞いてくれなくなる。
「それよりさ、明日はどうするんだ?」
結城が尋ねる。
「和也さんの家に挨拶に行こうかな。それから初詣に行きたいんだけど。」
「了解!じゃあ、もう遅いから風呂入ってこいよ!アレンも一緒に!」
「うん!」