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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第16章 おまけ2!


和也side

「和也、飲もうぜ。」

結城がビールの缶を持って俺の前に座る。

「そうだな。」

俺らは台所前のテーブルの椅子に座り、俊君達を眺めていた。
俊君とお母さんはアレンと遊んでる。
写真を撮ったり、服を着せたり。
アレンがあんなに嫌がらないのは初めて見た。
どうやら伊坂家は好きなようだ。

「……和也、仕事はどうだ?」

「あー、まぁまぁかな。」

「なんだよそれ。」

「……俺、帰ってくるの遅いのに俊くんご飯作って待っててくれるんだ。申し訳ないよ。家事して、アレンの事もあるのに。」

「まぁな。自慢の弟だからな。」

ブラコンはいつまでも変わんねぇのな。

「結城は彼女とか居ねぇのかよ。」

「は?なんで。」

「いや、何でって……歳考えたら……」

「そうだなぁ……作る気はないかな。俊一筋だったし。」

「それを現旦那の前で言うかな、普通。」

コイツはこう言ってるけど……お母さんの事考えたらそんな事にもいかねぇ気がする。

「……ぷっ……ははは(笑)」

「なんだよ、急に……」

「ごめん、嘘。一応いるよ、彼女。」

「……へ?」

「お前の知ってる奴。てか、お前の事好きだった奴だよ。」

俺の事?

『先輩!好きです!』

あ……

「……由衣か!?」

「そうだよ。」

あの結城がね……へぇ……
意外だな。

「……結婚も考えてるよ。」

「そうか……結婚式呼んでくれよな。」

「……あぁ、呼ぶよ。そもそもお前のおかげだしな。」

「?」

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