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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第16章 おまけ2!


俊side

「ちゃんと荷物全部入れたよね?」

「たぶん、大丈夫だと思うけど。」

帰国当日になった。
僕達は念入りに荷物を確かめた。
特にアレンの荷物。

まぁ、何かあれば向こうで買えばいいし……

「よし!じゃあ行こうか!」

「うん!アレン、もう少しで叔父さんに会えるよー。」

早く会いたい、早く見せたい!

「アレン、飛行機大丈夫かな?」

「俊君が居れば大丈夫だよ。何故か俺が抱き抱えると嫌がるよな。」

「なんでだろうね(笑)」



飛行機の中、アレンは意外と平気だった。
僕の胸にずっと頭を引っつけて眠っていた。
少し寒そうだったからブランケットを掛けてあげた。
僕も何か眠いかも……

それに気づいたのか和也さんが僕の頭を和也さんの肩に引っつけた。

「いいよ、寝てて。」

「うん、ありがとう。」

僕は眠っていたからあっという間に日本に着いていた。

ここからタクシーを使って家まで向かう。
懐かしいなぁ。
窓から外を眺める。

「あ!和也さん!見てみて!学校!」

「ほんとだ。懐かしいな。」

「まだちょっとしか経ってないのに懐かしく感じるね(笑)」

あ、兄ちゃんから電話だ。

『俊ー、今どこら辺?』

「今ね高校のところだよ。」

『わかった。気をつけてこいよ?もう暗いから。和也と一緒にいろよ?』

「わかってるよ。相変わらずだね、兄ちゃんは(笑)じゃあ、また後でね。」

『あぁ。』

丁度アレンが起きた。

「日本だよ。もう少しで着くからね。」

「うぅ」
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