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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第16章 おまけ2!


和也side

「ただいまー。」

現時刻は夜中の12時。
今年までに終わらせておきたい仕事がなかなか進まなくて残業していた。

アレンが来て3日が経った。

俊君はアレンを寝かせる為にずっと一緒にいる。
少しでも離れたらすぐに泣き出す。
かなり俊君の事が好きなようだ。

「和也さん……お帰りなさい。ごめん。なかなかアレンが寝てくれなくて。」

「大丈夫だよ。いつもありがとう。アレン、ただいま。」

俺はアレンの頭を優しく撫でる。
本当に小さい。

「すぐにご飯の用意するね。」

「いいよ。自分でするから。俊くんはゆっくり寝てて。お疲れ様。」

「……うん。和也さんもお疲れ様。」

俊くんはソファの上で寝ているアレンを抱き抱え俺にキスをしてきた。

俊君と俺は同じベッドで寝て、アレンは俺らの隣の専用のベッドに寝かせている。

俺も晩御飯を食べ、お風呂に入り、2人を起こさないようにゆっくりとベッドに入る。

「……和也さん、おやすみ。」

「あ、ごめん。起こした?」

「ううん。待ってた。」

俊君が抱きしめてくる。

「最近はアレンの事でいっぱいだったから。それに、仕事頑張ってる和也さんにご褒美////」

「……ありがと。」

正直、子供ができたらあまり構ってもらえないだろうと不安だった。
それが理由で子供はいらないだろうと言っていた。
けど、俊君は俺にも構ってくれる。
何も心配は要らなかったな。

「う……わぁぁぁん!」

あ……アレンが起きた。

「ちょっと外に行ってくるね。和也さん寝れないだろうし。明日も仕事でしょ?しっかり休まないと。」

そう言ってアレンを連れて外に出た。
俺の事まで気にかけてくれる。
俊君の方が大変だよな。
感謝してもしきれねぇ。
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