第16章 おまけ2!
俊side
「入ります……」
「はいよー……って何で隠してんの?」
僕はタオルで体を隠していた。
いくら夫婦でもやっぱり少しは恥ずかしい……
「まぁいいや。俊くん、ここに座って。」
和也さんは湯船に浸かり僕のスペースを作る。
浸かると気持ちよくて「はぁ」と声が出る。
「やっぱり2人じゃ狭いね(笑)」
「そうだな……子供がいたらさらに狭いな(笑)」
「……そうだね……でも……賑やかだろうね……」
和也さんは僕を後ろから抱きしめた。
いつもは温かいけど……ちょっと暑いな……
ちょうど耳元に声が当たる。
擽ったい……
「俊くんってほんとに子供好きなんだね……俺だけじゃ足りない?」
「そんな事ない……和也さんといると凄く楽しいし……嬉しい。」
「……それは嬉しいな……」
和也さんは僕を離し向き直す。
「明日さ、クリスマスでしょ?ちょっと付いてきてほしい所があるんだけど……」
「え、でも仕事は?」
「休み貰えた。お隣さんの旦那さん、俺と同じ職場なんだけど『明日はクリスマスだから奥さんと過ごせ』って言われたからさ(笑)」
「そっか……わかった。僕も明日は一緒に過ごしたかったから、嬉しいよ。」
やった……明日は一緒に過ごせるんだ!
張り切ってご飯作ろう!