第16章 おまけ2!
和也side
俊くんがずっと子供を欲しがっているのは何となく分かっていた。
近所に越してきた新婚さんの子供見て羨ましがってるのを時々見てたから。
子供ね……
「よし、じゃあ帰るな。」
「おぉ。気をつけろよ?」
結城が朝一番の飛行機で帰ることになった。
俺たちはその見送りに来ている。
「じゃあね、兄ちゃん!」
「おう!」
うわぁ、普通旦那の前で嫁と抱き合うか?
目の前で不倫されてる気分……
「いい加減……離れろぉ!」
「あ、ヤキモチ?(笑)」
「ヤキモチだな。」
うぐっ……兄弟揃って……
「和也さんって結構可愛い所あるよね……」
「へぇ……」
「もう帰れよ!////」
「へいへい。」
「またな」と手を振りながら搭乗口へと向かう。
とりあえず……ちょっとは気が軽くなる。
俺はそのまま仕事場に向かった。