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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第15章 おまけ♪


和也side

何で結城が?
しかも俊くんに抱きついてるし……

「お前、今から俊と離婚しろ!!」

「はぁ!?」

「えぇ!?」

俺と俊くんと声が重なる。

離婚……?
何でそうなんだよ……

「お前は俊に辛い思いをさせた。家で夕食作って遅くまで待ってたってのに、お前は遅くに帰ってきてすぐに寝る。朝は何も言わずに出ていくし。最低だな……」

……俊くんが頑張ってくれてたのは知ってた。だから、帰ってきて精一杯構ってやろうと……
けど……疲れて……寝てしまってた。
……言い訳……になるよな。

「違うよ、兄ちゃん。和也さんは僕のために仕事頑張ってくれてるんだ。疲れるに決まってるよ。それなのに我儘言ってる僕が悪いから。」

違う……悪いのは俺だ。
結城が怒るのに無理ねぇ。

「俊くん、いいよ。大丈夫。」

最近、ずっと遅くまで仕事をしていた。
今回の企画書、上に認めてもらえばかなりいい仕事が貰えるかもしれないからだ。
これも俊くんのためだった。
少しでもいい仕事ができれば給料だって変わってくる。

けど、俊くんには辛かったのか……

「ごめん。俊くん。」

「和也さんは悪くないっ!とにかく、兄ちゃん!心配してくれるのは嬉しいよ。会いにも来てくれたし。でも!離婚はしない!」

「……俊くん……」
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