• テキストサイズ

僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第14章 僕のお兄ちゃん


俊side

「ただいま……」

「おかえりー♪俊くん♪」

和也さんが笑顔で出てくる。

「何話してきたの?」

「えーと……内緒(汗)」

「なにそれ……キスとかしてないよね?」

「し、してない!!」

「ほんと?」

「うん!」

和也さんはホッとした顔を見せた。
そして、僕をお姫様抱っこして部屋に向かう。

え……もしかしてだけど……

「ねぇ……帰ってきたばっかりだけど……我慢できない?」

「うん。言ったよね?構ってもらうからって。覚悟してよ?」

うわー……僕のお尻持つかな……




ドサッ

「うっ!」

「ふぅ、俊くんだいぶ重くなったね(笑)」

ムゥ……
失礼な……

「何その顔(笑)可愛い(笑)」

「んっ////」

なんか、和也さん日に日にキス上手くなってる……
だって1回唇合わせたら、興奮しちゃうもん。

「ねぇ、俊くん。ちょっと話があるんだけど……」

「?」

「……結婚しよう。」

「え……でも日本じゃ同性婚は……」

「うん。だから、海外に行こう。俊くんが高校卒業したらだけど。」

「……僕英語ちゃんと話せないよ?」

「大丈夫。その為に今、俺いろんな言語勉強してる。海外で仕事できるように。」

「……僕働かなくていいの?流石にそれは……」

「いいの。俺の傍にいてくれれば、それでいい。」

「兄ちゃんと母さんには?」

「俺から伝える。お願いする。」

涙が溢れ出る……
止まんない……嬉しすぎて……

「泣かないでよ……そんなに嫌かな?(笑)」

「違うよ……嬉しくて……」

僕は涙を拭き取り、向き直る。

「うん、よろしくお願いします。」

/ 196ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp