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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第14章 僕のお兄ちゃん


俊side

僕は和也さんと一緒に歩いて帰っていた。
和也さんは僕の手をずっと握ってくれた。
和也さんのことは大好き。
今までに何度も体も重ねた。
兄ちゃん以上に重ねた。
その度にやっぱり好きだって分かった。

でも……
なんか……寂しい……

「俊くん……」

「なに?」

「……よかったの?……結城と話さなくて……」

「……うん……」

急に和也さんが僕に顔を近づけた。
キスをされると思って目を瞑った。
けど……

「?しないの?」

「?なにが?」

「え……キス……////」

「違うよ(笑)行ってきなよ。俺の事気にしなくていいから。先帰ってる。」

「……いいの?」

「うん。けど!その分帰ったら構ってもらうから!約束!」

「うん!ありがとう!」

やっぱ優しい……

僕は病院の方に走った。
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