第14章 僕のお兄ちゃん
和也side
俊くんはそのまま眠ってしまった。
俺は俊くんを抱えベッドに運ぶ。
ちょっとやりすぎた……
あぁぁ!俺の馬鹿!馬鹿馬鹿馬鹿!
5歳も年下の相手に……
後で後悔した。
結城が知ったらどうなるか……
俺殺されるかも……(汗)
「ん?」
「あ、ごめん、起こしちゃった?」
「……ううん……和也さん……今日は泊まるの?」
「うん……もう遅いから……俊くんも明日学校でしょ?寝な。」
「……」
俊くんは寂しそうな顔をする。
「どうした?」
「……その……一緒に寝たいなって……」
俺は俊くんのその言葉に負けてしまった。
「わ、分かった……一緒に寝よう……その前にちょっと片付けしてくるから待ってて?」
「うん……」
俺は早く俊くんと寝たくて片付けを済ませ部屋に戻ることにした。
「俊くん?起きてる?」
「うん……待ってた……」
俺は俊くんの隣に入った。
すると、俊くんは俺に抱きついてきた。
その瞬間、再び恋人同士なんだと実感する。
俺も抱き締め返し、お互いの温もりを感じながら眠りについた。