• テキストサイズ

僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第14章 僕のお兄ちゃん


俊side

ここに来てどのくらいたったのかな?
あんなに蒸し暑かったのに涼しくなってきた。
もうすぐ冬……
食事は明くんが言っていたように1日1回。
食事と言ってもちゃんとしたものじゃない……
飲み物だってほとんど飲めてない……

……身動きも取れない……
僕が逃げないようにと犬みたいに首輪まで付けられて鎖で繋がれた。

時間の感覚は掴めないけど、男の人が家を出るタイミングと帰って来るタイミングは分かってる。

たぶんそろそろ帰ってくる。

ガチャ……

あ、帰ってきた。

「俊くん、ただいま。元気にしてたかな?」

「……はい……」

「……声が小さくて聞こえない」

「ご、ごめんなさい……」

「何回言っても治らないね(笑)お仕置きされたい?」

「い、いいえ!もう痛いのは嫌です……」

「そ……」

すると、やかんに水を入れて沸かし始めた。

「俊くんね、帰りたい?」

「え……」

「正直に答えて。」

どうしよ、正直に答えないと……でも……

やかんを持って来た。

「答えて?」

「帰りたい……帰りたいです。」

「そっか……」

ジョロロ……

「うっあぁぁぁぁ!!熱い!!やぁぁ!!」

手に熱湯をかけられる。
熱い……手が……
動かない……

「ごめんなさい……もう許して……」

「もう帰りたいなんて言わないでね。次は殺すよ?」

「はい……」

この人は僕で楽しんでるんだ。
毎日この人に抱かれ、犯されている。

もうこんなのやだ。
自分が何なのかわかんなくなる。
犬?おもちゃ?……弟……?
誰の?
もうわかんないよ……
/ 196ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp