• テキストサイズ

僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第14章 僕のお兄ちゃん


結城side

和也に無理矢理学校に行かされた。
正直最悪。
久しぶりで眠いし……授業は集中できねぇし。
周りの目が気になるし……

「結城……大丈夫か?顔色悪ぃぞ?」

「……お前のせいだ……」

「ごめんって……」

「もう無理帰る。」

「はぁ!?ちょっ、待ってって!」

俺は鞄を持ち学校を出た。
何か和也も付いてきたし。

「うわ……無断早退しちまった……」

「そんな嫌なら何で付いてきたんだよ。」

「お前が心配だからだよ。」

「余計なお世話。」

俺らはそのまま町を離れ隣町に探しに行った。

案の定、そう簡単には見つからなかったが……

「あのさ、手がかり無しで探しても意味なくね?何かねぇの?」

「無い。」

ん?手がかり?
っ!そう言えば……

「火傷……」

「やけど?」

「うん、ほら不審者。腕に火傷の跡。まぁ、手がかりにはなんねぇかもしんねぇけど。」

「なんだよ、十分だろ!そんな簡単には見つかんねぇかもしれねぇけど、その傷があればそいつが犯人だって事だ!」

「まぁな……」

これじゃかなり時間がかかる……
時間がねぇのに……

/ 196ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp