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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第2章 知らなかった


俊side

兄ちゃんとあんな事があった後、僕はすぐにお風呂に入った。
本当は一緒に入りたかったけど、兄ちゃんが理性が保てないと思うからって断られた。
「理性」ってなんだろ?って思ったけど聞き返さず風呂に向かった。

「ふぅ〜気持ちいい〜」

ちょうどいい温度で落ち着いた。

でも、兄ちゃんは僕の事が好きって言ってくれたけど夕方、女の人と……
信じていいのかな?
そりゃあ僕だって兄ちゃんのことは大好きだよ?
でも、あんな事してるの聞いちゃったら不安になるし、兄ちゃんは凄くモテる。

僕は色んな事を考えすぎて少しずつ上せてきていた。

「気持ち悪い……」

「俊?大丈夫か?」

「う、うん!今から上がるよ!」

上せていて上手く歩けない。
浴室の扉を開けると視界がクラっと曲がり前に倒れ込もうとした。

「っ!?俊!?」

「うっ!」

けど、兄ちゃんが支えてくれてギリギリセーフ。
良かった……

「ありがと……兄ちゃん……」

「お、おう……////」

「どうしたの?」

顔が赤い。

あ……

「ごめん、早く服着て。」

「う、うん!////」

僕は「理性」の意味がなんとなく分かった気がする。
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