第2章 知らなかった

結城side

2本の指を入れピストンを速める。
俊は声にならない痛みを感じていた。
口をただ、ぱくぱくと動かしていた。

「はぁっ……やっ……////」

苦しそうな顔をする。
そんな顔も凄く可愛い。
もっと苛めたくなる。

勢いよく指を抜くと腰を浮かせた。

「うぅ……なんで……////」

そんな俊を無視し、俺は俊のズボンを全部脱がせる。

まだ、射精をしたことないのだろう。
勃ってもいなかった。

俊の足を顔の方へ近づける。

「兄ちゃん？なにするの？////」

「俊はされるままでいい。」

「へ？」

俊のヒクついている穴に俺のを入れていく。

「っ！兄ちゃっん！？嫌っ！////」

顔を左右に振り否定する。
だが、全て入れてしまうと、俊は声を上げた。

「ん゛っ！あ゛あ゛っ！いだいっ！////」

小さい穴からは少量の血が流れ出てきた。

「兄ちゃっ！止めてっ！お願い！んっん！////」

俺は俊の細い腰を持ち前後に動かす。

「はぅっ！激しっ！やぁぁっ！////」

「可愛いよ、俊。好きだ……ずっとずっと好きだった。」

「えっ！んぁ！////」

俺は我慢が出来なくなり俊の中で射精をした。
その瞬間、俊の腰は跳ねた。

穴から抜くと穴はヒクつきながら精液が流れ出てきた。

「あっ……兄ちゃん……////」

俊は涙を流し始めた。

「うぅっ……ヒック……////」

俺は我に戻り、コードを解き俊を抱きしめた。

「ごめん！俊！俺……つい！」

「……ヒック……ううん……大丈夫だよ。……ねぇ僕のこと好きって本当？////」

俊は俺を抱きしめ返しそう聞いてきた。

「……うん……全て本当だ。嘘ついてねぇから。」

「……なら良かった。僕もね……好きだよ、兄ちゃんのこと。というより好きになった。」

その言葉を疑ってしまった。
俊も俺のことが好きなのか？
それが嬉しかった。

嬉しすぎてもう一度キスをしてしまった。

俊も嫌がらずキスを返してきてくれた。