第13章 あと一度だけでいいから……
俊side
男の人はどこからかカメラを持ってきた。
そして、動画を取り始める。
「よし、俊くん。始めよっか。」
「なに……するんですか?」
「言うことを聞くだけでいいから。じゃ、まず服、脱いで?」
え……何で……
「嫌です……」
「は?」
すると、ナイフを取り出し僕に突きつける。
「言うこと聞けないの?服脱いで?」
「……はい……」
僕はゆっくりと脱いだ。
何やってんだろ……僕……
カメラを置き僕に近づいてくる。
「はい、よく出来ました。じゃあ、寝て?」
いうこと聞かないと……
僕は横になる。
「やっぱり、君可愛いよ。もう少しで……もう少しで僕のものに……」
体に触れられる。
やだ。
このまま……どうなっちゃうの……
怖いよ……