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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第12章 黒い影


結城side

くっそー!
帰りが遅くなっちまった!
今日は日直で先生の頼まれ事をやっていた。
その後、日誌を書いていたらもう18時……

全速力で俊の小学校に向かった。

「俊!!」

だが、そこには居なかった。

「どこに……」

「帰ったよ。」

聞き覚えのある、むかつく声。

「嘉神……」

「やぁ、結城くん。元気だった?」

顔も見たくもねぇ。

「あぁ。で?俊帰ったって本当か?」

「うん。ずっと見てたからね。最近、遅くまで残ってるなって思ってたから(笑)」

「今、ずっと見てたって言ったか?」

「うん、言ったよ?だって僕のお気に入りが傷ついたらいやだもん(笑)」

あーあの日の事、思い出してきた。
殺してぇ。

先に帰ったって事は1人か……
急がねぇと……
俺は走って家の方に向かった。
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