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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第12章 黒い影


俊side

「俊……もう無理……吐く……」

兄ちゃんは僕が和也さんに頼んだ物を半分まで食べた。

「俊くんなかなかやるね(笑)」

「もういいよ。ごめん、ごめん(笑)」

兄ちゃんの頭を撫でる。
これどーしよ。
よし!

「じゃ、僕が食べる!」

「「はぁ?!」」

和也さんと兄ちゃんが驚いて声を合わせた。

「ちょ、ちょっと待て!俊!流石に食べすぎは……」

「うん、流石にね……まぁ、俊くん細いし大丈夫とは思うけど。」

「勿体無いでしょ?いただきます♪」

兄ちゃん達は「マジか」と言いながら唖然としていた。
まぁ、美味しいし、つい食べちゃうよね。

「美味しかった。ごちそうさま♪」

「俊?ホントに大丈夫か?」

「うん。じゃ、帰ろう!和也さん!ありがとう!」

「おう!」

僕達は会計の所に並ぶ。

「支払いはいいよ。」

「え、でも割引き券使っても幾らかあるだろ?」

「俺の奢り。来てくれただけ嬉しいから。」

結局、和也さんの奢りになった。

「じゃあな。また明日。」

「おう!気をつけて帰れよ。」

僕達は和也さんに手を振り家に帰ることにした。
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