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僕だけが知っているお兄ちゃん 【R18】

第12章 黒い影


俊side

僕は2枚の券を持って兄ちゃんと歩く。

「せっかくだからさ、色々店に入らねぇ?」

「うん!」

兄ちゃんはある店に入っていった。
服屋?

「お前俺の御降ばっか着てるだろ?だから何か買ってやろうかなって思ってさ。」

「いいの?」

「流石に俺の服ばっかじゃ嫌だろ?」

「別にいいよ?このままでも。だって兄ちゃん結構お洒落な服持ってるし。」

「けどさ……正直言うと俺が買いたいの!お前は黙って買ってもらえばいいの!////」

「え!?////」

兄ちゃんは僕の手を引いて店の奥に入っていった。

「はい、これ着てみて!」

兄ちゃんに服を渡され試着室に入る。
結構かっこいい。
これ幾らするのかな?

僕は服を着て試着室のカーテンを開ける。

「兄ちゃん、着替えた……よ?」

兄ちゃんの方を見ると……

「名前何ていうんですか?」

「えっと……結城です。」

「彼女はいるんですか?」

「いないですけど……」

若い女の人に囲まれて絡まれていた。
僕が着替えてる間に……

「あっ、俊!着替え……」

僕は兄ちゃんの声を聞かずカーテンを閉めた。

「俊!?」

急いで元の服に着替えてその新しい服と僕が気になった服を兄ちゃんの腕にぽんぽん入れた。

「ちょ、こんなに……?(汗)」

「買ってあげたいんでしょ?だったらいいじゃん。僕も欲しいし。」

「何で怒ってんだよ……」

「別に怒ってない。早くレジ通してよ。後ろつかえてるから。」

何嫉妬してんだよ……僕……恋人でもないのに……
馬鹿だな……
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