第12章 黒い影
結城side
俊が眠りにつき、俺は母さんの元へ向かった。
「母さん?まだ起きてる?」
「起きてるけど、どうしたの?」
俺はさっき俊が見たことを話すことにした。
一応話しとくべきだろう。
「え……俊は大丈夫なの?」
「うん……今は寝てる。」
「そう。これからもう少し気をつけないとね。」
「うん、俺も周りに警戒しながら俊見てるから。母さんも気をつけて。何起こるか分かんないからさ。」
「教えてくれてありがとう。」
明日も周りをしっかり見ねぇと………
部屋に戻り俊の様子を見る。
落ち着いて寝てる。
あー……このまま抱きてぇ……
俺はスマホを取り俊の寝顔を撮った。
「はぁ、俺も寝るか。」
スマホを閉じベッドに入る。