第14章 合宿2日目
私は、凄い勢いで水を飲む
だって喉乾いてンだもん
そして一段落ついて、「ふう...」と息をはく
合宿場の入口にある3~4人がけの長椅子に2人で座って、シン...と静まり帰る
.....どうしよう....
あああ....なんて言えばいいんだ...
最近調子はどう?とか?それとも、元気?とか!?
いつもならすぐに思い付くのに、こういう時に限ってなんにも思い浮かばない...
....あの事....聞く...??
太宰さんとか言うやつとの関係....
でもなあ!!
...よしっ!!
「あっ、あのさ!!」
緊張しながらも私は、声をかける
が...
聞こうと思ってた事が頭の中から飛んだ
あれ?なんて聞くんだったっけ??
「え、え....」
影山「絵...?」
「....縁下と最近仲良くやってる~!?」
ああああ!やらかしてしまったあああ
ごめんよ!!力ああぁ!!
影山「...?はい...?仲良くやってますけど....??」
「そ、そーなんだッ!」
影山「? はい。」
ーーーーーー会話終了ーーーーーー
なんでこんな質問されたのか分からない様子の影山
大丈夫。言った本人が一番分かんないから
色んな意味で
そうしてまた振り出しに戻る
よっしゃ、今度こそ....
「影山!!お前、変な知り合いとか居る?」
また、いきなりでビックリしたようだが、ちょっと思い辺りがあるような素振りだった
影山「....た、例えば...?」
「全身包帯巻いてる奴とか」
私がある人物を的確に言うと、影山の背中がビクッとなった
影山「......」
「自殺好きな奴とか」
影山「...」
どんどん無言になっていく影山
「さっき、そんな人に会ったんだ。影山の知り合いっぽかったけど...??」
そこまで聞くと、いきなり
影山「....お..ま.........。」
「えっ?」
ブツブツと何か言っている
聞き返すと
影山「あやね先輩!お前は何処まで知っているッ!?」
えっ!?"お前"ッ!?
「えっ!?太宰?さんとかなんとか言う人に会ったんだよ....他にも個性的な色々な人に会った...けど....」
事情を説明していると...普通はビックリするはずなのに、難しい顔をする影山