第14章 合宿2日目
影山「...すみません。いきなり大きな声出して...」
なんか、落ち着いたのか謝ってくる影山
ま、まあ、気にしてないけど...
「..うん...」
影山「あ、あの、他にも個性的な人って...どんな人に会ったんすか?」
影山があまりにも慎重に聞くので、私も少し慎重になってしまう
「えっ、あ....なんか、異常なほど距離感の近い兄妹(?)とか...」
私がそう答えると、"ビクッ"と反応する影山
コイツ...知ってるな...
そう思ったが話を続ける
「お菓子をいっぱい抱えた、探偵みたいな服装の男性とか...」
そこまで言うと"ズーーン"と落ち込んでいるのかわかんないが、とりあえず、キツそうな影山
影山「......全員知ってます...」
いきなり呟いた影山の言葉を聞いて私は空いた口が塞がなかった
マジかよー
「ええ....」
なんて反応すればいいのかわかんないでいると、影山が衝撃なことを聞いてきた
影山「もしかしたら、月島のことも...........」
「!?!?」
.....ええ~
影山「....知ってるんですね」
「..........」
私は何も答えることができなかった
分かってる。無言が一番の肯定なのだ
私は否定も誤魔化すことも出来ない