第14章 合宿2日目
影山「なんかされましたか?」
「うーあーえー.....to」
あー、だめだ...こんなんバレるに決まってる~!
影山「まぁ、言いたくないなら大丈夫ですし...」
「はい.....」
影山が空気を読んでくれて、助かった
影山空気読めたんだな!←
「あのさ、影山もその....不思議な力?みたいなの持ってるの...?」
私は率直な質問をする
今までの話の流れで言うと持ってるんじゃ...
影山「......」
「...影山....?」
影山「......っ」
影山はあからさまに不機嫌な感じになった
聞いちゃダメだったかな...?
「ゴメン、機嫌悪くした...?」
影山「.....いえ.....」
いや、機嫌わりーじゃねーかよー!
なんかごめんなさい...
「へー...まあ、なんかみんなすごいな...」
影山「何でですか?」
「いやなんか、みんなには無い力を持ってるからすごいなって、思ってさ」
影山「....そんな良いもんじゃないですよ」
「え?」
影山「この力はそんな良いもんなんかじゃないです....」
そう言いながら、自分の手を見つめる影山
何があったのか、どんな力なのかは分からない
でも、
影山を苦しめてる力なんだとしたら、どうにかしてあげたい...
そう思っても、何もしてあげられないのだけれど...
わたしは、改めて自分の無力さを知った..