第3章 帰り道。
オシャレ帽子
「松田 あやねか...。わかった...。あー、オレの名前は...。と言いたい所なんだが。」
彼は、少し申し訳なさそう言う。
オシャレ帽子
「ちょっと。言えねぇから...。ゴメン。まぁ、これは他言無用って事で。もし言ったらその時は...。」
私は、これでもかっ!と言うほど首を縦に動かす。
オシャレ帽子「フッ...。面白い奴だ...。じゃあな。」
彼は、一瞬で消えてしまった。
((ズサアアアアアーー...。))
恐怖のあまり、そのまま壁にもたれながらも座り込む。
あぁ...。
もう、何もかも無理。
死にそう。
ふと、今何時か気になった。
スマホを取り出し、時間を見る。
「21時30分!?ヤッバ!!!」
走って帰った。