第2章 GW
「ー、バジルとナツメグ借りていいかー??」
キッチンから大我の声がする。
懐かしい。
じゃなくて、返事しなきゃ。
『いいよー!ありがとねー!』
きっと大我は美味しい料理を作ってくれてるのだろう。
ちょっと覗き見…………。
『うわぁ〜
美味しそう!!』
「ん??
、どーした??」
やばっ!声に出ちゃってたし。
『あっ、いやなんでもないんだけど……。
私出来ることある??
今日は大我はお客さんなんだから。』
それでも相変わらず手際が良く、、、
手を止めずに
「あと、これ焼くだけだからいいよ。」
とか言ってる。
『じゃあさ、あとは私がやるから、大我は向こうでゆっくりしてて。
テツくんにも言っといたから!』
そしたら大我は
「おぅ!じゃあ頼む!」なんて言って
相変わらずニカッと笑っていた。