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sing sing sing!!!《短編集》

第18章 おそ松さん《7:松野トド松》




『あら、大変』


あたかも他人事の様にそう呟き
さりげなくさりげなく席を立とうと膝へ力を入れると
突然強い力で肩を押され
背中をソファへと叩きつけられる



『わっ』



目を開ければ、見慣れた天井と
いつもの笑顔が消え、表情の読み取れないトド松の顔が
目の前に広がる




『トドまっ‥‥‥んっ』



激しく唇が合わさり
角度を変えながら幾度も幾度も唇を啄ばまられる


息苦しさに口を開けば
待ってましたとばかりに、
舌が入り込み先ほどの甘ったるいココアの味が広がる



『ん‥‥っ‥‥‥ふぁっ』



やっと解放された唇からは
甘い溜息と共に飲み込みきれない唾液が伝う




「こんなに簡単に手に入ったんだ」




「今まで我慢してたのに‥‥‥」

トド松は、親指での唇から溢れた唾液を拭うと
そのままゆっくりと手を首筋へと這わし
鎖骨の形を確かめるように撫でると
そこへ唇を寄せ噛み付くように吸いついた


『っぁ‥‥やだ‥‥痛いよ、トド松』



そう言えば、こちらを見上げてくるトド松の瞳は
いつものあざとさの欠片もなく
雄くさい欲情をかきたたせるようなものだった。




『‥‥‥っ』




そんな瞳に見つめられ、ズクリと身体が疼くのを感じた。




「ねえ、僕もいいよね?キスしても」



そういうと、少し慣れたのか
先程よりも深く舌を絡ませ
ちゅく‥ちゅく‥と厭らしい水音がアパートの部屋に響く



するりと、トド松の手がお腹のあたりを
弄りながら上へ上へと上がってくる


『んっ‥‥っ!』


拒否する声も、絡みつく舌によって遮られる



下着まで上がってきた手は
するりと後ろへと周り、すこしもたつきながらも
ホックを外し
待ちきれないとばかりに
豊満な胸を持ち上げるように、揉みしだく


「柔らかい‥‥」


強引に服を捲り上げ
ふるりとゆれるのふくらみに
ゴクリと喉を鳴らすと
両手で形が潰れる程揉みしだきながら
ピンクの頂を口へと含む



『あぁっ‥‥ね‥ねえ‥これ以上は‥‥ダメ』



やっとの事でそう言えば
トド松はこちらを見上げることも無く
の太ももへと下半身を押し付けてくる


硬く熱を持ったそれが
トド松の答えだと分かるとヒュッと喉を冷たい風が通った
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