第4章 血界戦線《レオナルド・ウォッチ》
朝手が痺れて目がさめる
「ん‥‥‥」
ゆっくりと目を開けると、まだ外は薄暗く
痺れた手をみると
愛しいの寝顔が目の前にある
昨晩の事を思い出し、自分の下半身が昂るのを感じる
ブルブルと首を振り
痺れた腕を少しずらし、の方へと身体を向けると
長い睫毛と、ふっくらとした唇は少し開き
小さな寝息が聞こえる
あんまりも無防備で可愛らしいの頭を撫で
柔らかな髪の毛に指を通し遊ぶ
さらりと落ちた髪から覗く白い頬に口付ける
そっと唇を離すと、大きなアーモンド型の目がパッチリと開いており
『おはよう。』
「え、いつから?!」
驚いてから勢いよく離れると
腕からゴロンと頭が落ちる
『乱暴だな〜
腕枕しながらあんなに、頭ふられたら起きちゃうでしょ
普通』
「結構序盤!!」
赤くなった顔を隠す様に、布団をたくし上げる
『何考えてたの?レオのえっち♡』
いつもの、からかう様な声でクスクスと笑う
を、布団から少し顔を出し睨みつける
ふにゃりと笑うの、白い谷間の上を
ゆらゆらと紅いルビーが揺れている
「え、さんそれ」
そっと、彼女の胸元で揺れるルビーに触れると
『だって、レオ昨日からモゾモゾしてなかなか出さないんだもの
何か、辛気臭い顔してカバンの奥に追いやって
今にも捨てちゃいそうだったし』
『私へのプレゼントだったんでしょ?』
まさか、他の女へのプレゼントなの?!
そう驚くに、否定の言葉を投げかけ
「昨日の綺麗なドレス見てたら何だか
恥ずかしくなっちゃって」
悲しそうに俯くレオを見ては
パサッと上半身を起こす
突然現れる、裸体に
「ちょ、さん丸見えですって」
両手で目を塞げば
『ねえ、レオちゃんと見てよ!』
いつも通り羞恥心のかけらも無いの声が聞こえた